[チェルノブイリ]ドローンがチェルノブイリ周辺の森で想定外の放射線”ホットスポット”を発見


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1986年、チェルノブイリ原子力発電所で起きたの爆発事故の爆心地周辺にて、航空ドローンが従来公式マップに掲載されていない高放射能地域をあらわにした。

ブリストル大学の代表は声明にて、学際チームは特別なドローンをウクライナのレッドフォレストを飛ばしたことについて言及。レッドフォレストとは、世界でも高放射能地域の1つと呼ばれおり、チェルノブイリ集合団地から500mほどの距離に位置する地域だ。

Nuclear Center for Nucler Robotics(NCNR)のメンバーでもあるUB科学者達は、ドローンの観察データを活用して、最新の放射能レベルの詳細を含んだ森のマップを作成した。また彼らは以前まで想定外だった地域が実際異常なほどに汚染されていることを突き止めたと言う。

研究者達は固定翼付きのドローンを配備した。それらのドローンは50以上のミッションを繰り返し、森中を10日間かけて15キロ毎にマッピングおよびグリッドし計測した。最初にドローンはリモートセンサーのメソッドであるライダー(lidar) - 光検知&測定 - を使用し地域の3Dマップを作成。そして光量ガンマ分光計で放射性崩壊跡をスキャンした。

地球上のいかなる自然な地域より放射汚染が高いことで有名なレッドフォレスト。科学者達はその放射性物質が不均等でまばらであることを発見したという。放射能濃度が落ち着いている一定の地域もあれば、危険なほど汚染されているままの地域もあったと、プロジェクトリーダーのトム・スコットはITV(イギリスのテレビネットワーク)に話した。

BBCは、彼らが想定外のホットスポットを見つけたことも報道した。そこには爆破後に土砂分離作業場として使われていた施設があった。その施設だった廃墟で人が数時間いた場合に放射される露出量は、人が通常1年間かけて吸収される放射量だと、スコットはBBCに伝えた。

また、レッドフォレスト内で確認されたいくつかの放射性同位体は消えるまでの期間が大変長いため、”放射能は長期的にあることとなるだろう”とITVにスコットは伝えた。

事故から何十年が経過し、チェルノブイリ除外ゾーンと呼ばれる爆心地周辺の4,300スクエアkmのエリアは汚染され、人々は立ち入り禁止となっていた。(しかし野生動物は生き続けている。)それでも放射能が消えたこともあり、一部のゾーンでは観光客のために開かれているとITVは報道した。


最新のレッドフォレストへの探検の第一弾としてはNCNRがウクライナへ行く来年の調査だ。そして、また新たに作られるマップは公的機関がビジターに起こりうるリスクを予防する為に活用されるだろう。

Originally published on Live Science (https://www.livescience.com/65435-chernobyl-forest-drone-survey.html) By Mindy Weisberger