Youtube Credit: Wall Street Journal
昨今、チェルノブイリの放射能汚染を示す公開マップに掲載されていない高放射能地域をドローンが発見しました。
1986年、チェルノブイリ原子力発電所で起きた原子力発電所事故。そこには、レッドフォレストと呼ばれる地域があります。
レッドフォレスト(赤い森)は、高放射能汚染地域で針葉樹林が赤く変色して死滅していることから名づけられています。チェルノブイリ集合団地から500mほどの距離に位置する地域です。
そんな「レッドフォレスト」の放射能汚染を計測すべく、ブリストル大学のチームは、ドローンを活用し研究を行いました。
ドローンによるミッション
ミッションに伴い、ドローンを用意。レッドフォレスト内を15km毎にマッピングおよびグリッドし計測しました。ドローンは10日かけて50回以上のミッションを繰り返しました。
そして、光検知&測定が可能なライダーを利用し、3Dマップを作成しました。
ミッションから発見した研究結果
イギリス、Birmingham大学のNational Centre or Nuclear Robotics (NCNR)に属する科学者達は、レッドフォレスト内の放射性物質が不均等であることを発見しました。
ある一定地域は放射能濃度が穏やかだが、危険なほど汚染されている地域もあったといいます。
BBCの報道
BBCは、いまだ発見されていなかったホットスポットを報道しました。そこは事故後、土砂分離作業場として使われていた廃墟でした。 その廃墟で人が数時間いた場合の放射露出量は、通常1年間かけて吸収されるほどの放射量だとBBCは伝えました。
事故から何十年が経過、放射量が消えたと考えられる一部地域は観光客のために開かれているものの、チェルノブイリ原子力発電所事故の痕跡はまだ残りそうだ。
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