[オーストラリア]巨大ザメとサーファーが遭遇!ドローンが注意喚起


先週オーストラリアのニューサウスウェールズ沖合で、ドローンカメラがサーファーとシロザメの急接近をとらえた。


(Image: © Surf Life Saving NSW)

そのサーファーとシロザメは軽い接触をし、お互い驚いたようでした。今回の場合、浜まで泳いだ後に見たドローンの映像でその衝撃を実感したようです。ドローンが注意しなかったら、1.5mのサメが足元まで急接近してたのにきっと気付かなかったでしょう。

「シャープスビーチの奥地でサーフィンをしていて、一人でクルージングしていると、水が跳ねた音と物音が聞こえた。周りを見渡しても、何もなかったんだ。」プロサーファーのマット・ウェルキンソンはそう述べた。「そしてドローンが降りてきて、危険なサメがいるエリアだからビーチに戻れと僕に言ったんだ。」

サメと水泳



そのドローンは、サーフライフセイビング NSW (Surf Life Saving NSW)というニューサウスウェールズにある34カ所の人気ビーチを監視する団体によって操られており、大きなサメがいる際にサーファーや泳ぐ人々に注意喚起をしている。このプログラムは8ミリオンをかけたNSWサメ被害政策(NSW Government Shark Management Strategy)の一環である。この目的は、大きいサメが発見された際に人々を海から出すことで、サメ被害を防ぐことだ。サメが発見された場合、ドローンは事前に録音したメッセージで、ビーチにいる人々に注意喚起をする。

ドローンビデオには、ウィルキンソンの方へ興味津々に泳ぐサメが映っていた。彼がボードの上でパドルを打つと、サメは後方から近づき、サーフボードの引綱を突き、とたんに姿を消した。

「僕は人生ずっとサメとサーフィンをしてきた。僕はサメがそこにいることも知っているし、サメも人にあまり興味がないことも十分知っている。しかし僕は、今回遭遇したサメが最後に考え直してくれたことに感謝している。」

ウィルキンソンはサメと遭遇後、”ちょっと変に”感じたと言う。「知らないうちにあんなに急接近していたなんて」と付け加えた。

2015年、ウィルキンソンはJ-Bayという南アフリカのサーフィンイベントで競った際には、ミック・ファニングというサーファーがシロザメと接触した。サメはファニングを噛まなかったが、近くまで泳いで衝突してきた。


リスクマネージメント


サメの攻撃、特に致命的な攻撃はまれだ。フロリダ美術館のインターナショナル シャーク アタック ファイルによると、2019年には64件のサメの攻撃が世界的にあり、41件は水泳者やダイバーがサメに嫌がらせをしたためだ。5件の攻撃は致命的で、そのうち4件は一方的なサメからの攻撃だった。世界的に年間4件は致命的なサメ被害があるという。

オーストラリアは、サメや人が同じ水中エリアにいることが多いためか、比較的サメと人による接触被害が多い。2019年にはアメリカに次いで、オーストラリアは11件ものサメ被害があった。

サメ被害によって命を落とした方が過去2年内で1件だったオーストラリアですが、2020年は危険な年となりました。今年に入って6件ものサメ被害による死亡が確認されています。最も直近に起きた事件は2020年9月8日。CNNによるとクイーンズランドのグリーンマウントビーチ近くで、サメに足を噛まれた後亡くなった46歳男性のサメ被害です。他にも、57歳のダイバーは西オーストラリアで1月、23歳野生動物レンジャーはグレイトバリアリーフで4月、36歳男性はクイーンズランドで7月、またニューサウスウェールズでは60歳サーファーと15歳サーファーが異なる時期に、サメ被害によって命を落としました。

ドローンによる監視カメラのほか、ニューサウスウェールズ リスク軽減プログラム(the New South Waled risk-reduction program)は水中リスニングステーションを使用し、非致死性SMART ドラムラインスと呼ばれる餌つけした網で、人気ビーチ付近にいるサメを捕らえるています。サメが餌に食いついたら、ドラムラインがシグナルを近くの釣り船に送ります。もし捕まったサメがシロザメなら - 2000年以降オーストラリアの致命的なサメ被害をもたらす唯一の種類 -海岸より遠くに解放される前にタグを付けます。それらのタグによるデータは、 キャッチ&リリース プログラムで実際にサメと水泳者による交流を軽減させているか判断するために活用されます。

ウィルキンソンはドローンプログラムによって、シロサメと共有する海中スペースへの気持ちの変化を言った。

「ドローンがビーチの上や下を周回して我々が見えないものを見れるのは、快適な気持ちにさせてくれる」と言う。また、「サメがいても多くの場合意図的ではない。もし大きいサメが近くにいたら、砂浜まで戻り、彼らを放っておくことを知っておくのも良いだろう。」と言う。

Originally published in Live Science (https://www.livescience.com/drone-warns-surfer-shark-encounter-australia.html)

By Stephanie Pappas - Live Science Contributor